“Analogix’s re-timer and USB-C switch IC with 10Gbps support”

“Analogix’s re-timer and USB-C switch IC with 10Gbps support”

“Analogix’s re-timer and USB-C switch IC with 10Gbps support”

Published Date & Time: 
Thursday, August 25, 2016 - 10:30
News Organisation: 
Nikkei Technology Online

米Analogix Semiconductor社は、最大10Gビット/秒のデータ伝送速度に対応したリタイマー/USB Type-CスイッチIC「ANX7440」を発売した(ニュースリリース)。1つのUSB Type-Cポートで、「DisplayPort 1.3/1.4」準拠の信号と、「USB 3.1 Gen2」準拠の信号の両方をサポート可能にするICである。USB 3.1規格やDisplayPort 1.4規格、USB Type-C r1.2規格、米Intel社のUSB 3.1リピーター/アクティブスイッチ規格に準拠する。VR(仮想現実)やAR(拡張現実)に対応した8K4Kと高解像のビデオ信号を伝送可能だ。具体的なアプリケーションとしては、ノートパソコンやデスクトップパソコン、携帯機器向けドッキングステーションなどを挙げている。

 

USB 3.1対応のリタイマー回路と、DisplayPort HBR3対応のリタイマー回路、10Gビット/秒対応の6×4マルチプレクサー回路、SBU/AUX向けマルチプレクサー回路などを集積した。USB 3.1の伝送チャネルにおける信号損失については最大23dB、DisplayPort HBR3の伝送チャネルにおける信号損失については最大20dBを補償できる機能を搭載した。外部インターフェースとして、最大1MHz動作のI2Cスレーブインターフェースや、DCIデバッグインターフェースを備える。QFNパッケージ封止品とBGAパッケージ封止品を用意した。

 

このほか、USB 3.1対応のリタイマー回路と1×2のマルチプレクサー回路を集積したIC「ANX7430」も用意した。最大10Gビット/秒のデータ伝送速度に対応する。QFNパッケージ封止品とBGAパッケージ封止品を用意した。

 

2製品いずれも、サンプル出荷は2016年第4四半期に開始する予定。量産は2017年第2四半期に始める計画である。価格は明らかにしていない。